フィッシュボーンはボブでもできる?できる長さ、おすすめできない髪型をプロが解説

こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今日はたまに聞かれる下記の質問に答えていきます。
ボブでも編みおろしのフィッシュボーンはできますか?
結婚式のヘアセットを普段担当する事が多いのですが、ボブからセミロングくらいの方でも「編みおろしのフィッシュボーンができるならお願いしたい」と希望される事が多いです。
フィッシュボーンとは魚の骨のように見えるヘアアレンジで、編みおろしアレンジでよく使われる人気の髪型です。




結論から言ってしまうと、長さがあった方が作りやすいのですが、少し長めのボブやセミロングくらいの長さの方でもフィッシュボーンを作ろうと思えばできます。
ただフィッシュボーンで編んでいくと、どうしても今落ちている髪の毛の位置より仕上がりが上の位置にくる事を頭に入れておきましょう。



全てのアレンジに共通していますが、編んでいくと「仕上がりの長さ」は短くなっていきます。
フィッシュボーンをつくる髪の長さは「肩より長め」が理想的
ズバリ必要な長さとしては、肩より少し長めならフィッシュボーンの編みおろしを作る事ができます。
ですので襟足が短めのボブや、全体的に肩上くらいの長さですと難しい可能性が高いです。



ギリギリ作れる長さではあっても、仕上がりは今の長さより短くなる事を忘れないようにしましょう。
長さがあればあるほど理想的ですが、肩下5cm〜10cmくらいは最低でも長さがほしいところ。
実際に肩下8cmくらいの方につくったフィッシュボーンアレンジがこちら。


これくらいの仕上がりなら、フィッシュボーンの編みおろしでもイメージに近いアレンジができるかと思います。
編みおろしのフィッシュボーンをおすすめできない髪型は?
おすすめできない髪型とはアレンジ前の「いま現在の髪型」の事です。
まずおすすめできない髪型がこちら。
- 全体的に肩より短いボブやショートの方
- レイヤー(段)が高めに入っており、裾が軽すぎる方
肩より短い方に関しては先ほども説明した通りですが、レイヤーが高めに入っており裾が軽すぎる方もあまりおすすめはできません。



レイヤー(段)が高めに入りすぎていると裾が軽くなってしまい、フィッシュボーンをつくっても貧相な仕上がりになる可能性があるからです。
逆に髪の長さがある方や、全体的にレイヤー(段)が入っていない重めスタイルの方こそ相性がいいアレンジともいえます。
またストレート毛や癖っ毛、パーマ毛などは全く関係ありません。
個人的にはストレート毛より癖っ毛の方の方がふんわり仕上がりやすいので相性はいいと思います。
肩上のボブやショートの方は、サイドにフィッシュボーンアレンジを入れるのがおすすめ
肩上のボブやショートの方でフィッシュボーンを諦めてしまった方もいるかもしれません。
しかし編みおろしのフィッシュボーンは難しくても、お顔まわりのサイドに入れる事はできます。
両サイドか片方のサイドにフィッシュボーンを作り、後ろでまとめてみてはいかがでしょうか?





フィッシュボーンは編み目がひときわ目を引くデザインですので、サイドにつくってみてもとても可愛い仕上がりになりますよ!
まとめ
最後にまとめてみると、フィッシュボーンはボブでもつくる事はできますが、肩下5〜10cm以上の長さがあった方が理想的です。
またスタイルとしては全体的に段の入っていない重ためスタイルの方が相性いいです。
美容師さんにアレンジしてもらう時は、今の髪型や長さでできるかを相談してみてくださいね。


また美容師おすすめのコテは下記にてまとめていますので、こちらも参考にしてください。

