高級ヘアアイロンは何がいい?安いアイロンとの違いを美容師がわかりやすく解説
ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は高級ヘアアイロンと安いヘアアイロンの違いについて、たくさんのモデルを使ってきた美容師が解説。
今では何十種類ものヘアアイロンがあり、数千円〜数万円と価格帯もバラバラ。
そのため「高いアイロンの方がいいのかな…」と疑問に思う方もいると思いますが、実際はどちらにもメリットデメリットあり。
まずはじめに特徴をまとめるとこちら。
- 高いヘアアイロン(数万以上) → ダメージレス効果が高くなるが、癖がいまいち伸びにくいこともあり
- 安いヘアアイロン(約3,000円前後) → ダメージレス効果は高くないもの、癖はしっかり伸びやすい
上記はかなりざっくり書いてるため、一概にこれが全てではありませんが「全体」で見ると上記のイメージでOKかなと!
今回の記事で書いてるヘアアイロンはストレート&カールどちらにもあてはまるため、ヘアアイロンでまとめて解説してます。
高級ヘアアイロンがおすすめの方
高級アイロンのメリットデメリット
※上記はおおまかなイメージなため、すべてのアイロンにあてはまるわけではありません。
上記のように、高級アイロンほど髪のダメージレス効果がUPする設計になり、ヘアケア重視の方におすすめしやすくなります。
- 髪の傷みが気になる(抑えたい)
- しっとり&柔らかい質感にしたい
- カラーの色落ちが気になる
- 縮毛矯正をかけてる
それではなぜ高いアイロンほど髪のダメージレス効果がUPしやすいのか、それは「髪の保水力」が高くなるため。
保水の図解
上記は「脱水」「保水」を比較した図解ですが、高級アイロンほど「保水」効果が高い設計になってるものが多いです。(リファ、絹女など)
リファや絹女は水分蒸発しにくいプレート設計になっており、髪の水分量をなるべくキープしながらスタイリングしやすいのが特徴。
そして髪の水分量をキープしやすいため、仕上がりがパサつきにくく(水分を含んで)しっとり柔らかい質感をつくりやすいという原理に。
高級(保水効果の高い)アイロンと、安い(脱水効果の高い)アイロンの仕上がりを比較するとこちら。
めちゃくちゃ違いが出る!とまではいきませんが「毛先」に注目すると、高級(保水)アイロンの方がしっとり感ある仕上がりに◎
ただ高級(保水)アイロンは髪の水分量を残しやすいため、逆に癖が思ったより伸びにくく感じたり、仕上がりが戻りやすいと感じるケースもあり。
癖が強い方で「安いアイロン→高級アイロン」に変えた時「安い方が癖しっかり伸びるじゃん…!」と感じる方がいるのは上記が理由です。
下記では保水効果が高く、髪が傷みにくいヘアアイロンをまとめてるので参考にしてください。
安いヘアアイロンがおすすめの方
安いアイロンのメリットデメリット
※上記はおおまかなイメージなため、すべてのアイロンにあてはまるわけではありません。
続いて安いアイロンほど髪を「脱水」させる力が高くなりやすいため、癖はしっかり伸びるものの毛先がパサつきやすいという特徴あり。
下記は安い3,000円前後のアイロンで伸ばしたビフォアアフターですが、安いアイロンでも癖はしっかり伸びる!
使用したストレートアイロンはこちら
そして下記の図解をご覧ください。
脱水と保水アイロンの違い
上記のように安いアイロンほど髪の脱水効果は高くなるため、しっかりスタイリングできるものの毛先はパサつきやすくなりやすいです。
そのため癖をしっかり伸ばしたい方やコスパ重視の方は、安いアイロンの方が満足度は高くなりやすいかなと思います。
逆に髪のパサつきが気になる方、カラーの色落ち抑えたい方、長期的に髪を綺麗にしたい方は高級アイロンを試してみる価値あり○
まとめ → どのアイロンにもメリットデメリットあり。自分にあったモデルを選ぼう
まとめ
- 高いヘアアイロン(数万以上) → ダメージレス効果が高くなるが、癖がいまいち伸びにくいこともあり
- 安いヘアアイロン(約3,000円前後) → ダメージレス効果は高くないもの、癖はしっかり伸びやすい
全てのモデルにあてはまるわけではないものの、価格が高くなる→ヘアケア効果が高くなりやすいという感じです。
そのため自分がヘアアイロンに何を重視したいのか、仕上がりや髪質から逆算して決めるのがおすすめ。
- 髪の傷みが気になる(抑えたい)
- パサつきを抑え、柔らかい質感にしたい(ゆるふわカールを巻きたい)
- 価格が高くても長期的に髪を綺麗にしていきたい
- しっかり癖を伸ばしたい(くっきりカールを巻きたい)
- 髪が太く(硬い)、仕上がりがすぐ戻りやすい
- 何よりコスパ重視!
高いからいい、安いから悪い、ではなく、自分の髪質や悩みから逆算して決めましょう!
また美容師目線で選んだ髪が傷みにくいヘアアイロンは下記にてまとめてるので、こちらも参考にしてください。