サロニアは髪が痛む?ダメージに繋がる原因を美容師が分かりやすく解説

こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は大人気ヘアアイロンであるSALONIA(サロニア)は髪が痛む?という疑問について美容師が徹底検証。




というのもサロニアは価格がリーズナブルで大人気商品なのですが、口コミを見ると
髪が傷んだ・・
なんて声をけっこう見かけるからです。
そこでサロニアのヘアアイロンを実際に使ってみた美容師が、サロニアのアイロンを使って「髪が痛む原因」をこちらの記事で解説していきます。



サロニアのアイロンで髪が痛んだ・・という方や、なるべく痛ませたくないという方は是非参考にしてください。
サロニアのヘアアイロンの基本情報
ストレートアイロン




名称 | SALONIA サロニア ストレートアイロン |
価格 | ¥3,278(税込) |
温度 | 120℃〜230℃(ダイヤル調節) |
重さ | ブラック、ホワイト・・345g グレー、ネイビー・・305g |
コードの長さ | 1.5M |
プレートの材質 | ブラック、グレー、ネイビー・・チタニウムコーティング ホワイト・・セラミックコーティング |
主な機能 | ・自動電源オフ機能(30分) ・海外使用可 ・専用の耐熱ポーチ付属 |




セラミックカールアイロン




名称 | SALONIA サロニア セラミックカール ヘアアイロン |
価格 | ¥3,278(税込) |
温度 | 100℃〜210℃(5℃ずつ調節可) |
重さ | 32mm・・370g 25mm・・330g 19mm・・295g |
コードの長さ | 白、黒・・2M 限定カラー・・1.5M |
プレートの材質 | プレート・・アルミニウム バレル・・セラミックコーティング |
主な機能 | ・自動電源オフ機能(30分) ・ボタンロック機能 ・海外使用可 ・専用の耐熱ポーチ付属 |


美容家電は価格に比例して「仕上がりレベルやダメージレス効果」が上がりやすい


まず美容家電を選ぶ際に必ず頭に入れておきたい事がこちら。
美容家電は価格に比例して「仕上がりレベルやダメージレス効果」が上がりやすい(事が多い)
つまり安い商品より高い商品の方が仕上がりレベルが良くなり、かつダメージレス効果が高くなる事が多いです。



高いアイロンは髪を痛ませないよう「プレートに特殊加工」してある事がほとんどで、その分価格も高くなるイメージに。
その点、サロニアの商品はストレートアイロン、コテとともに約3000円前後といういわゆる激安価格の部類に入ります。
しかし価格以上の仕上がりや機能を感じる事のできるコスパ重視の商品でもあり、なるべく安くていい商品を探している方におすすめの商品でもあります。
ですのでサロニアの商品はダメージレス効果が高いとは言いにくい…という事を頭に入れておきましょう。
美容師が選ぶ傷みにくいヘアアイロンはこちらから




サロニアのアイロンで髪が痛みやすい原因として考えられる理由
それではさらに深掘りして、サロニアのアイロンで髪が痛みやすい「原因」をいくつか解説していきます。
MAX温度が高すぎるため、高温で髪を痛ませてしまっている


ヘアアイロンは温度が高いほど「癖が伸びやすい」または「手早くスタイリングができる」という理由で、サロニアのアイロン温度をMAX温度でスタイリングしている、なんて方もいるかと。
しかしこれはめちゃくちゃ髪の毛が痛む原因でもあるので要注意。



確かに温度が高い方が手早くスタイリングできますが、高温のアイロンを髪にあてるほどダメージに直結します。
ストレートアイロンを例にあげると、サロニアのアイロンはMAX温度が230度となっており、これは美容師から見ると恐ろしく高い温度に。


というのも美容室では基本的にどんなに高くても160〜180度くらいしか使わず、髪の毛のダメージにあわせて140…120度と温度を下げながら調節していきます。



230度のアイロンで毎日アイロンしてる事を考えると恐怖レベルです・・
サロニアのアイロンは初心者にも大人気ですので、温度の基本的な知識を知らないまま使っている方も多いかと思います。
しかしダメージはどんどん蓄積されていきますので、自分の髪の毛にあったベストな温度でスタイリングするよう心がけましょう。
- 間違えても230度の高温でスタイリングしない事
- どんなに癖が強くても160〜180度で癖はしっかり伸びる
2WAYアイロンを使用している


サロニアでは従来モデルに加え、ストレートもカールもつくれる2WAYモデルも登場しています。


しかし使い心地や髪の傷みを考えるとあまりおすすめはできません。
理由としてはプレート隙間から髪が引っ掛かり、それが髪のダメージに繋がる原因があるからです。




プレート隙間があると熱ムラも生じやすく、何度かやり直しするケースも出てきてしまいます。
そうなるとより髪に負担がかかりやすくもなるため、より髪が傷んでしまう原因にも。



ちなみに2WAYは両方できるのはメリットですが、他の使い心地は半減してしまう事、また従来モデルより壊れやすいため個人的にはあまりおすすめできません^^;(これはどのメーカーにも言える)
2WAYアイロンのレビュー記事はこちらから


プレートはあくまで表面のみの加工なので、劣化で禿げてくる可能性が高い


サロニアのヘアアイロンは下記のプレート加工がされています。
ストレートアイロン・・チタニウム加工 or セラミック加工
カールアイロン ・・セラミック加工
ここで注目したいのはあくまで「加工」であるという事。
加工なので「表面のみ」にチタニウム、およびセラミック加工がされているだけで、主な材質は別のものが使われています。



チタニウムも基本は高価な材質にはなりますが、サロニアは表面のみの加工なので、価格を抑える事ができています。
そして表面のみの加工なので、使用しているといずれかは劣化で禿げてくる可能性が高いという事。


口コミでも
プレートの一部が禿げてきた・・
なんて声を見かけますが、これは劣化で表面加工が一部禿げてきたという事に。
そしてプレート加工が禿げてきてしまった状態で使用すると、髪への摩擦や負担が増え、髪の毛のダメージに繋がる原因になります。
プレート加工が劣化してきた・・と感じたら、買い替えるなどそのまま使用しないようにしましょう。
同じ箇所に何度も熱をあてないよう意識する


これはサロニアに限らず、全てのヘアアイロンに共通していえる事ですが、アイロンの熱を同じ箇所に何度もあてないようスタイリングしていく事が大切です。
けっこうやりがちなのが、癖をしっかり伸ばすために何度もアイロンを通すという事や、何度も同じ箇所を巻き直すという作業。
しかし先ほども解説した通り、熱をあてればあてるほど髪は痛みやすくなります。
ですので理想はなるべく手短に少ない回数でスタイリングしていく事。
同じ箇所に何度も熱をあてないよう意識しながらスタイリングしましょう。
とはいえ、価格から考えるとサロニアのヘアアイロンはコスパ最強の商品である


サロニアのヘアアイロンで髪が痛む主な原因をいくつか解説させて頂きました。
ただ約3000円という価格から考えると、価格以上の仕上がりや機能を感じられるのがサロニアの一番の魅力でもあります。



仮にこの価格で仕上がりもダメージレス効果もめちゃくちゃ高かったら高級アイロンが存在する意義がなくなってしまいますからね^^;
そしてサロニアはリーズナブルな価格でコスパに優れた商品である事から大人気の商品でもあり、かつ使用する方も多い事から、マイナスな口コミも目立ってしまいがち。
これ以上のコスパ最強ヘアアイロンはないのに、サロニアに求めすぎてしまう声も多いのかなと。。(人気商品の宿命)


また実際にサロニアのヘアアイロンを使用してみた美容師からすると



こんなに安くていいアイロンがあったとは・・
と衝撃を受けたほど、サロニアはコスパ最強のヘアアイロンだと思います。
もちろん美容師目線でもっといいアイロンはたくさんありますが、この価格帯でとなると話は別でありますので、、
安くていいアイロンを探している方におすすめである事には間違いありません。
そしてサロニアのアイロンを使用する方は、今回解説したいくつかのポイントを守れば髪への負担も減らす事ができますので、是非参考にしてみてください。






サロニア商品の口コミレビューはこちらから