【美容師が解説】くせ毛をストレートにする方法を5つ紹介します
こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回の記事ではくせ毛をストレートにする5つの方法を紹介。
まずはじめに今回紹介するくせ毛をストレートにする方法がこちら。
- ドライヤーでブローする
- ストレートアイロンで癖を伸ばす
- ストレートブラシで癖を伸ばす
- 美容室で縮毛矯正をかける
- 美容室でストレートパーマをかける
それぞれの特徴やメリット・デメリットも一緒に解説しますので、癖毛でお悩みの方は是非参考にして頂けたらと思います。
方法その1. ドライヤーでブローする
癖の伸び具合 | 〜 |
難しさ | 〜 |
持続効果 | 〜 |
髪へのダメージ度 |
美容室の仕上げで「癖毛なのになんだかまとまっている…」なんて経験ある方もいると思いますが、こちらはドライヤーとブラシを使ってブローしてることが多いです。
髪は熱を与える事で癖を伸ばしたりカールづけることができ、ドライヤーの熱で癖を伸ばすことができる!
ドライヤーで癖を伸ばすためのポイント
ドライヤーの熱を利用して癖を伸ばすためのポイントはこちら。
- 寝癖がついている場合は、一度水で濡らしリセットしてから乾かす
- 癖をしっかり伸ばしたい場合は、ブラシを使い根本からブローする
- ブラシがない場合は、髪を指で挟み、しっかりテンションをかけながら髪に熱を伝える
- 最後は冷風で仕上げる
寝癖などついている場合は、一度水で濡らしリセットしてから乾かす
乾かす前に寝癖などで髪の毛がボサボサだと、ブローで癖を伸ばすのは難しくなります。
ですのでドライヤーのブローで癖を伸ばしたい時は、一度水で濡らし癖をリセットしてから乾かすようにしましょう。
ちなみに濡らす時は毛先だけではなく、根本から濡らすのがポイント。
癖をしっかり伸ばしたい場合は、ブラシを使い根本からブローする
ドライヤーのブローで癖を伸ばしたい場合は、ブラシを使ってブローしてあげると効果的。
ブラシとしてはいろいろな種類のブラシがありますが、個人的にはロールブラシが使いやすくておすすめ。
またロールブラシを使ってブローする時は、下記を意識するとより仕上がりが良くなります。
- 根本からしっかりドライヤーの熱を伝える
- ブラシでしっかりテンションをかけながら熱を伝える
- サイド、バック共にいくつかの段に分けてブローする
根本からしっかりテンションをかけ、ドライヤーの熱を伝えていく事を意識しましょう。
ブラシがない場合は、髪を指で挟み、しっかりテンションかけながら髪に熱を伝える
またブラシがない場合はハンドブローになりますが、ハンドブローでも下記を意識するだけで仕上がりは変わってきます。
- 根本からしっかりドライヤーの熱を伝える
- 指に髪を挟み、しっかりテンションをかけながら熱を伝える
- サイド、バック共にいくつかの段に分けてブローする
基本的にはブラシで意識する事と同じですね!
ハンドブローの場合も、根本からしっかりテンションをかけながら(指に髪を挟みながらピンと引っ張るイメージ)熱を伝える事を意識しましょう。
最後は冷風で仕上げる
そして冷風でブローする事で仕上がりをキープしやすくなります。
髪の毛は熱で形状を変え冷風で固まる性質があり。つまり冷風で仕上げる事で伸ばした癖をしっかりキープしやすい!
また熱で開いた髪の毛のキューティクルを冷風で閉じる効果もあり、よりしっとりまとまりある仕上がりにもなりやすい!
ドライヤーで癖を伸ばすメリットデメリット
ドライヤーで癖を伸ばすメリットデメリットをまとめるとこちら。
- ヘアアイロンより髪が傷みにくい
- 根本からフワッとした仕上がりもできる
- 癖が強いとドライヤーのブローだけで癖を伸ばすのが難しい場合も
- ヘアアイロンに比べると持続効果が短い(癖が出やすい)
メリットとしてはストレートアイロンに比べると髪には優しい事。
しかしその反面ストレートアイロンに比べると持続効果が短い事が主なデメリットです。
朝頑張ってブローしたのに気づいたら癖が…
なんて事を経験した方も多いかと。。(特に湿気が多い時期や汗をかきやすい時期など)
癖を伸ばすのにおすすめのドライヤー3選
癖をしっかり伸ばしたい方向けにおすすめのドライヤーがこちら。
上記ドライヤーは癖毛の方からの口コミが非常に高いドライヤーとなっております。
実際に僕自身全て使ってますが、癖毛の方のまとまり具合、癖を伸ばす力はかなり感じております◎
まず個人的におすすめしたいのがコンパクトながら大風量&高機能の絹女ドライヤー。
仕上がりの良さ、速乾性、多機能、収納性などどれも良く、高級ドライヤーの中でも特にコスパ最高なモデルに◎
またレプロナイザー7D Plusは約8万という恐ろしい価格ですが、癖毛を綺麗にまとめる効果は絶大だと僕自身感じています。
いくつかの高級ドライヤーと比較しましたが、レプロナイザー7Dの方が癖を伸ばす効果がかなり高い!
下記では美容師おすすめの髪が綺麗にまとまるドライヤーを解説しています。
方法その2. ストレートアイロンで癖を伸ばす
癖の伸び具合 | 〜 |
難しさ | 〜 |
持続効果 | |
髪へのダメージ度 | 〜 |
癖毛をしっかりストレートにする上で、最も効果的なのがストレートアイロン。
ドライヤーでも癖を伸ばせますが、しっかり癖を伸ばしたいならストレートアイロンの方が手早く真っ直ぐにできます。
ストレートアイロンで癖を伸ばすためのポイント
ストレートアイロンで癖をしっかり伸ばすためのポイントは下記の通り。
- 根本からストレートアイロンの熱をあてる
- サイド、バック共にいくつかの段に分けてブローする
根本からストレートアイロンの熱をあてる
ドライヤーと同様、いくら中間〜毛先をアイロンしたところで、根本の癖が残っているとまとまりある仕上がりにはできません。
毛先がハネる主な原因は「根本の癖」でもあるので、根本からしっかり癖を伸ばすのがポイント!
サイド、バック共に何段かに分けてアイロンする
髪をまとめて一気にアイロンするより、何段かに分けてアイロンするとより綺麗なストレートヘアーになりやすいです。
癖の度合いでスライス幅も変わってきますが、細かく分ける事で仕上がりレベルも一段と良くなります◎
ストレートアイロンで癖を伸ばすメリット・デメリット
ストレートアイロンで癖を伸ばすメリットデメリットがこちら。
- しっかり癖を伸ばすことができる
- 癖が強い方はドライヤーでブローするより手短にストレートにできる
- ドライヤーでブローするよりストレートの持続効果が長い
- 高熱を髪にあてるので、繰り返す事で髪が傷みやすい
- 火傷をする可能性がある
一番のメリットはしっかりと癖を伸ばせられること。
そしてその反面、デメリットとして高熱による髪の毛のダメージがあげられます。
癖を伸ばすのにおすすめのストレートアイロン3選
しっかり癖を伸ばしたい、また癖をしっかり伸ばしやすいストレートアイロンがこちらです。
まず個人的に一番おすすめしたいのが絹女ストレートアイロン。
こちらは美容師の縮毛矯正用アイロンとして開発されたラディアントを「一般向け」に改良されたモデルに。
基本的な性能はラディアントと一緒で、癖をしっかり伸ばしやすく、癖毛で悩む方には特におすすめしたいストレートアイロンです。
絹女は癖をしっかり伸ばす他にも、水分蒸発しにくいプレートでダメージレス効果が高い、温度上昇が爆速、といったポイントもあり。
価格が2万弱と、仕上がりや機能、使いやすさから考えるとコスパ目線でも最高の高級ストレートアイロンです。
\ 現在の在庫をチェック /
※絹女の商品が 売切れ の場合はこちらをタップ!(次回入荷日の案内)
絹女の商品はコロナの影響で商品確保ができず、在庫切れの状態が多くなっています。
現在は月1くらいのペースで入荷していますが、販売後は数分で売り切れてしまうほど…。
次回入荷日は公式ストアからLINE を追加しておくと数日前に配信されます。数分で売り切れる可能性が高いため、購入希望の方はリマインダー通知しておくのもおすすめ。
>>次回入荷日&過去の入荷日情報はこちらから
また美容師の中でおそらくシェア率No1といってもいいくらい、たくさんの美容師から愛用されているADST(アドスト)ストレートアイロン。
価格はプロ用という事で4万以上と高めですが、縮毛矯正用アイロンなだけあって癖毛をしっかりと伸ばす事ができます。
そしてADSTには3つのモードあり、温度下降が少ない「パワーモード」や、毛先にかけて温度が下降しダメージを軽減する「ダメージモード」が搭載。
ADSTシリーズはプレート幅が細めからワイドまであり、自分の髪の長さにあったアイロンを選べるのもポイントです。
またくせ毛を伸ばしやすいおすすめストレートアイロンは、下記の記事でもまとめています。
方法その3. ストレートブラシで癖を伸ばす
癖の伸び具合 | 〜 |
難しさ | |
持続効果 | |
髪へのダメージ度 | 〜 |
最近簡単にストレートヘアーにできるアイテムとして人気急上昇中のストレートブラシ。
こちらはSALONIA(サロニア)のストレートブラシですが、基本的な使い方は「ブラシで髪を梳かして撫でるだけ」と簡単。
かなり手軽&簡単なので、アイロンやドライヤーでうまく癖を伸ばせない方には嬉しいアイテム!
ストレートブラシで癖を伸ばすためのポイント
基本的な使い方は上記でも書いた「梳かして撫でるだけ」なのですが、下記を意識してもらうとよりストレートヘアーにできます。
- 表面だけでなく内側からもブラシを通す
- 根本からしっかりブラシを通す
表面を撫でるだけでもある程度は落ち着きますが、内側&根本からもブラシを通すとより癖を伸ばしやすいです。
くるくるドライヤーに慣れている方は同じ要領で進めると簡単にできるかと思います!
ストレートブラシで癖を伸ばすメリット・デメリット
ストレートブラシで癖を伸ばすメリットとデメリットはこちら。
- ブラシで梳かすだけなのでかなり簡単
- ドライヤーやアイロンをうまく使えない方には嬉しいアイテム
- 手軽にパパッとスタイリングできる
- 個人差はあるが、アイロンほどしっかり癖を伸ばす事は難しい
- ストレートアイロンと比べると毛先がパサっとした仕上がりになりやすい
- 癖が強い方だと思ったような仕上がりにならない事が多い
ストレートブラシのメリットはなんといっても手軽に誰でも簡単にできること。
そしてデメリットとしてはストレートアイロンの方が仕上がりがいいことや、癖が強いと思ったような仕上がりにならない可能性もあること。
ストレートアイロンに慣れてる方はあえて買わなくてもいい商品かなと思います^^; (でも面白い商品だとは思う)
方法その4. 美容室で縮毛矯正をかける
癖の伸び具合 | |
難しさ | ーーー |
持続効果 | 〜 |
髪へのダメージ度 | 〜 |
縮毛矯正は「薬剤」「熱」の2つの作用で癖を伸ばしていくメニューで、半永久的にストレート効果を持続できます。(生えてくる毛は癖毛です)
一度かけてしまえば(かけた箇所は)ストレートヘアーが持続するため、普段のスタイリングが楽になるのが嬉しい!
しかしそんな縮毛矯正ですが、デメリットとしては髪への負担が大きいため傷みやすいことがあげられます。
縮毛矯正のメリット・デメリット
美容室でできる縮毛矯正ですが、メリットデメリットがこちら。
- 一度かけてしまえば半永久的にストレートになり、スタイリングがかなり楽になる
- 見た目が艶々になる
- 湿気や汗をかいても癖がでてくる心配しなくていい
- 髪に負担が大きいため、ダメージに繋がりやすい
- 美容師によって技術の個人差が出やすい(下手な人もいる)
- 美容室のメニューの中でも高額なメニューになる
- 美容室のメニューの中でも施術時間が長い(2.5h〜3.5h前後)
一番のメリットとしては、かけてしまえばその後のスタイリングがかなり楽になる事。
毎日頑張ってブローやアイロンしていた方からすると、かなり楽になること間違いなし!
そしてデメリットとしては髪に負担が大きくダメージに繋がりやすいこと。
そこで縮毛矯正をかけながらもなるべく髪を傷ませない方法をいくつか紹介します。
縮毛矯正をかけながらも、なるべく髪を傷めないようできる事
- 縮毛矯正をかける間隔をなるべく空ける事
- 縮毛矯正を定期的にかける時は基本根本(リタッチ)のみ
- 家でもトリートメントをし、お風呂上がりは必ず乾かす
- 流さないトリートメントを日常で使用する
- 縮毛がうまい美容師さんに担当してもらう
縮毛矯正をかける間隔をなるべくあける事
縮毛矯正をかける頻度は個人差がかなりあります。
それこそ1年に1回の方もいれば、2〜3ヶ月くらいで来店される方も多いかと。
癖が強い方こそ間隔は短くなりやすいですが、できればなるべく間隔をあけた方が髪への負担は少なくなります。
縮毛矯正を定期的にかける時は基本根本(リタッチ)のみ
縮毛矯正をかけた箇所は半永久的にストレートの状態です。(うまくかかっていればの話だが)
そのため定期的にかける時は、根本の癖が出ている部分のみかけていくと、髪への負担を最小限におさえながらかける事ができます。
美容室でも定期的に縮毛をかける場合はほとんど根本のみで行なっていきます。なぜなら毛先にかけると髪への負担が大きく、最悪ビビり毛に(チリチリになる)可能性があるからです。
ただ根本のみで毎回綺麗に縮毛をかけていくのは、美容師としての技術も必要です。
できれば同じ担当の方に毎回縮毛をかけてもらうのがおすすめ。(ただしうまい美容師さんに限る)
家でもトリートメントをし、必ずお風呂上がりは必ず乾かす
縮毛矯正した髪は見た目では綺麗ですが、髪の内部では傷んでしまっているケースも多いので、家ではしっかりケアしましょう。
シャンプー後には必ずトリートメントをつけてしっかり流し、お風呂後は必ず乾かす習慣をつけましょう。
またお風呂上がり後は流さないオイルをつけてから乾かしてあげると、よりまとまりある仕上がりをつくりやすいです。
縮毛矯正がうまい美容師さんに担当してもらう
縮毛矯正を定期的にかけていく上で個人的に一番大事だと思ってるのが、縮毛矯正がうまい美容師さんに担当してもらうこと。
縮毛矯正は特に技術の差が出やすいメニューですので、うまいな〜と思った方がいたら毎回同じ方にかけてもらうにがおすすめ。
縮毛矯正がうまい美容師さんにお願いするメリットとしては
- 癖がしっかり伸びる
- もちがいい
- リタッチの境目が分からない
- 髪の傷みが少ない
といい事しかありません。
ただそのうまい方を見つけるのがなかなか難しいんですがね…。
今ではSNSやブログなどで縮毛矯正に特化した美容師さんも見つけやすいので、事前にリサーチして担当の美容師さんを指名してみるのもおすすめです。
方法その5. 美容室でストレートパーマをかける
癖の伸び具合 | 〜 |
難しさ | ーーー |
持続効果 | |
髪へのダメージ度 | 〜 |
最後に紹介する髪の癖を伸ばす方法が美容室でストレートパーマをかける事。
先程解説した縮毛矯正と同じでは?と疑問に持つ方も多いかと思いますが、一般的には下記の違いあり。
縮毛矯正・・「薬剤」「熱」の2つの作用で髪を伸ばし、しっかりと癖をストレートにする
ストレートパーマ・・「薬剤」のみの施術で、癖が伸びない場合もある
縮毛矯正では「薬剤」と「熱」のW作用で癖を伸ばすため、しっかりと癖毛をストレートにでき、かけた箇所は半永久的にストレートのままになります。
しかしストレートパーマでは「薬剤のみ」の施術が一般的なため、癖が伸びるかは個人差があり。
癖が弱い方は薬剤のみのストレートパーマでも伸びる場合がありますが、基本的にストレートパーマのみで癖が伸びる事は期待しない方がいいかも。
ストレートパーマは癖を伸ばすというよりかは、自然にボリュームダウンしたい方や、かけたパーマをストレートに戻したい時などに施術するイメージです。
ストレートパーマのメリット・デメリット
いくつか解説しましたが、ストレートパーマのメリットデメリットは下記の通り。
- 薬剤のみ施術なため、縮毛矯正と比べると髪に負担が少ない(ダメージが少ない)
- 薬剤のみの施術なため、縮毛矯正と比べて短時間でできる(1〜1.5h前後)
- 髪が広がりやすい方はボリュームダウンする事ができる
- 癖が弱い方は、縮毛をかけなくてもストレートパーマで癖が伸びる事もある
- 薬剤のみの施術なため、癖が伸びるかは個人差がある(基本伸びない事の方が多い)
- お店によって縮毛とストレートパーマの違いがあいまいになりがち
最後に
癖毛をストレートにする方法として5つの方法を今回は解説させて頂きました。
どの方法にもメリットデメリットがありますので、それぞれの特徴を理解した上で参考にしてもらえれば嬉しいです
また下記の記事では美容師目線でおすすめのストレートアイロンやドライヤーを紹介してますので、よければこちらも参考にしてみてください。