傷む?アゲツヤのコテの口コミは?サロニアとの違いを使用した美容師が解説

こんにちは。ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
今回は約4,000円という価格で大人気のAGETUYA (アゲツヤ)セラミックカールアイロンをレビュー。




- アゲツヤのコテのおすすめポイントは?
- 傷むという口コミもあるが実際はどうなの?
- 同じ価格帯で人気のサロニアとの違いは?
- 購入前に知っておきたいメリットとデメリット
- おすすめの購入方法は?



これらの疑問に、実際に使用した美容師が解説していきますので参考にしてください。


- 価格が3,000円と非常に安く、コスパ満足度が高い
- 温度上昇が早い
- 他の安めのコテと比べると滑りが良い
- 海外でも使用できる
- グリップが滑りにくいマット素材で持ちやすい
- 高いコテと比べると毛先がパサつきやすい
- ボタンが硬くて少し押しづらく感じる事も
- プレートは加工なので劣化して剥げてくる可能性あり
- 口コミを見ると耐久性が高いとはいえない
AGETUYA アゲツヤ カールヘアアイロン2の基本情報


名称 | AGETUYA アゲツヤ セラミックカールヘアアイロン2 |
価格 | 約4,000円 |
サイズの種類 | 19・25・32・38(ミリ) |
温度 | 140℃〜220℃(5段階調節可) |
重さ | 370g ※32ミリサイズ |
コードの長さ | 2.5M |
プレートの材質 | セラミック加工 |
主な機能 | ・自動電源オフ機能 ・海外使用可 |
その他の商品 | ・ストレートアイロン ・コードレスミニアイロン |


アゲツヤのコテを実際に使ってみて感じたおすすめポイント


アゲツヤのコテを美容師が購入し、実際に使ってみて感じた良かった点がこちらです。
- 価格は安いがしっかりとしたカールを巻く事ができる
- 滑りの良さは普通だが、適度なホールド感で巻きやすい
- 温度上昇が早い
- グリップ部分が滑りにくいマット素材で、かつ持ちやすい
- 約4,000円という価格を考えればコスパが高め
価格は安いがしっかりとしたカールをつくる事ができる


約4,000円と聞くと、「綺麗なカールを巻けるのだろうか・・」と心配になる方もいると思いますが、実際に巻いてみると綺麗なリッジ感あるカールをつくる事ができます。
ただ一つ注意点として、商品ページ記載の下記の言葉には気をつけたいところ。
220℃の高温でつくるカールヘアは髪の芯から温めるため、カールがしっかり持続。
アゲツヤHPより



高い温度で巻くほどカールはつきやすいですが、髪への負担はかなり大きくなり余計なダメージに繋がります。そのため200℃以上で巻くのは絶対におすすめできません。


どんなに髪が硬くてカールがつきにくい方でも160〜180℃もあれば綺麗なカールをつくる事ができます。
できれば140〜160℃くらいの温度設定がおすすめ。(低い温度ほど傷みは少ないです。ただ低すぎるとカールがつきにくいため、自分の髪にあった温度帯を見つける事が大切です。)
ボタン一つで全ての操作ができる


アゲツヤのコテは「ボタン一つ」でスイッチと温度調整の役割を果たします。
余計な機能をカットし、ボタン一つで全ての操作を行えるというシンプル設計が、約4,000円というロープライスを実現できています。
滑りの良さは普通だが、適度なホールド感で巻きやすい


コテを使う点で「滑りの良さ」が気になる方も多いと思いますが、アゲツヤのコテの滑りはいたって普通レベルかと思います。(良くはないが悪くもない)



滑りの感じ方には個人差がありますが、数十種類ものコテを美容師として使ってきた経験から述べると、アゲツヤのコテの滑りは良くもなく悪くもなく・・という感じです。
ただ滑りは普通なものの、挟んだ時のホールド感が強すぎないため、思った以上に巻きやすいと僕は感じました。
またコテが滑りにくいと感じた時の改善策は下記の記事で解説していますので、気になる方はこちらをチェックしてください。


温度上昇が早い
アゲツヤのコテは温度上昇が早めです。
160℃までの温度到達時間を測定したところ、57秒という結果に。


室内温度の違いなどで温度到達時間は変わってきますが、160℃まで約1分で到達する事を考えると温度上昇は十分に早いです!
グリップ部分が滑りにくいマット素材で、かつ持ちやすい


またアゲツヤのコテを持ってみてはじめに感じた事がこちら。



手にフィットしやすく持ちやすい・・
詳しい素材に関しては調べても出てこないので不明ですが、グリップ部分は滑りにくいマット素材に。
そのため使用中も手が滑りにくく、操作性の満足度は個人的にかなり高めでした。
約4,000円という価格を考えればコスパ満足度が高め


アゲツヤのコテは約4,000円という安さで購入できます。
そして全体の機能や使い心地を考えると
コスパがめちゃくちゃ高い!
という評価になりました!
最近は価格が数万以上もするコテも増えていますが、なるべく安くていいコテが欲しいという方におすすめしやすいモデルではないでしょうか。


アゲツヤのコテを使用してみて感じた注意点は?


またアゲツヤのコテを使ってみて感じた注意点としてはこちらです。
- ボタンが硬め
- 温度ロック機能はないので、毎回温度を設定する必要がある
- 価格が数万もする高級アイロンと比べると仕上がりの艶感は落ちる
ボタンが硬め


アゲツヤのセラミックカールヘアアイロンはボタン一つで全ての操作を行います。
そして使ってみて感じた事がこちら。



ボタンが硬くてちょっと押しづらい・・
ボタンをグッと押し込むような感じで押さないと作動しないため、ボタンが硬いと感じる方はけっこういるかと思います^^;(とはいえ慣れれば大丈夫)
またボタンが硬いため、使用中に間違えてボタンを押して温度が変わってしまう・・なんて心配もいらなさそうです。
アゲツヤのコテに誤作動防止機能はありませんが、ボタンの硬さで十分防止になります。
温度ロック機能はないので、毎回温度を設定する必要がある
最近は前回設定した温度を記憶してくれるコテが増えていますが、アゲツヤのコテは毎回温度を設定する必要があります。
価格が数万もする高級アイロンと比べると仕上がりの艶感は落ちる


こちらは当たり前ではあるのですが、価格が数万もする高級カールアイロンと比べると仕上がりの艶感は劣ります。



価格が高いコテは水分キープしながら巻けるモデルが多く、それらに比べると艶感や傷みにくさは劣ります^^;
どうしても価格が数万もするコテと比べると、アゲツヤで仕上げたカールはパサッとした質感になりやすいです。
そのため髪の傷みが気になる方や、仕上がりの艶感や柔らかい質感を重視したい方は別のコテがおすすめです。
下記では美容師目線で髪が傷みにくいコテをまとめています。


アゲツヤは傷む?口コミに対しての美容師の意見を解説すると・・




アゲツヤのヘアアイロンに関して調べていると、「痛む」といったネガティブキーワードが出てきます。
また口コミをチェックすると「髪が痛んだ」「パサパサになった」という声も。
これに対し一美容師の意見を述べるとこちら。



使い方によっては傷みが出やすいので注意する必要あり。


そして考えられる痛みの要因がこちら。
- 商品HPで220℃の高温スタイリングを推奨している事
- 滑りはよくないので、髪への摩擦で傷んでしまう可能性あり
- プレートは表面加工なので、劣化で加工が剥げてきたらさらに滑りが悪くなる
220℃の高温はかなり髪が痛む可能性大なので絶対におすすめできない


アゲツヤのカールアイロンの特徴には下記の記載があります。
220℃の高温でつくるカールヘアは髪の芯から温める為、湿気の多い雨の日でもカールが持続。
アゲツヤHPより


これは先ほども解説しましたが、高温なほどカールはつきやすいですが、髪への負担はかなり大きくなります。



商品ページに記載されている事を鵜呑みにしてる方も多いと思われます。美容師から言わせてもらうと「そりゃ傷むよ・・」というのが本音。
どんなに高温でも160〜180℃もあれば綺麗なカールはつくれます。また、できれば140〜160℃くらいの温度設定がおすすめします。(低ければ低いほどGood!ただ低すぎるとカールがつきにくいため、自分の髪にあった温度帯を見つける事が大切です。)
滑りがいい方ではないので、摩擦で傷ませてしまう可能性もあり


またアゲツヤのコテはストレートアイロン同様、滑りはそこまでいいとはいえなく、摩擦で髪が傷んでしまう可能性があり。



逆に言えば滑りがいいほど髪への摩擦(負担)は少なくなります!
滑りがいまいちだと、同じ箇所に高温のコテを当て過ぎてしまうというケースもあるため注意が必要です。
滑りがよい傷みにくいコテはこちらから


プレートは表面加工なので、劣化で剥げてきたら買い替えのサイン


これはアゲツヤに限らず安いヘアアイロンに多い事なのですが、プレートはあくまで「表面加工」なので、使用期間が長くなってくるとプレート加工が剥げてくる可能性があります。
安価なアイロンは、表面のみプレート加工する事で価格を抑えられているとも言えます。
またプレートのセラミック加工が剥げてくると、滑りがさらに悪くなる可能性もあり。



加工が剥げてくると髪がさらに傷みやすくなりますので、剥げてきたら買い替えのサインだと覚えておきましょう。
【比較表】アゲツヤと同価格帯で人気のサロニア、サロンムーンとの違い


アゲツヤのコテは約4,000円ですが、同価格帯で人気のサロニアとサロンムーンのコテと比較してみました。
商品 | ![]() ![]() サロニア | ![]() ![]() アゲツヤ セラミックカール | ![]() ![]() サロンムーン |
価格(税込) | ¥3,500前後 | ¥4,000前後 | ¥4,000前後 |
温度幅 | 100℃〜210℃ | 140℃〜220℃ | 80℃〜220℃ |
温度調節 | 5℃ずつ調節可 | 5段階 | 5℃づつ調節可 |
滑りの良さ | 普通 | 普通 | 普通 |
ホールド感 | 適度にあり | 適度にあり | 強め |
温度上昇の早さ | 早い | 早い | 早い |
重さ | 370g | 370g | 390g |
デジタル表示 | ○ | × | ○ |
プレート加工 | セラミック | セラミック | チタニウム |
コード | 2M | 2.5M | 2M |
誤作動防止 | あり | × | × |
自動電源オフ | ○ | ○ | ○ |
海外 | ○ | ○ | ○ |
付属品 | 耐熱ポーチ | × | 耐熱カバー |
レビュー記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※滑りの良さやホールド感に関しては、僕自身が全部使って感じた使い心地を参考にまとめています。そのため感じ方には個人差があります事をご理解ください。
また上記の比較表をもとに、違いをまとめてみると下記の通り。
- 仕上がりはどれも同じレベル(どれがいいとか悪いとかは分からないレベル)
- 滑りもどれも同じくらいだが、サロンムーンは挟む力(ホールド感)が強め
- アゲツヤのバレルの長さは少し短め
- 使用中の誤作動防止機能があるのはサロニアとアゲツヤカール
- 評価はどれもいいが、レビュー数で比較するとサロニアが圧倒的に多い



この中でどれが一番おすすめ!と決めるには難しいくらい、どれもコスパに優れたコテになります。あとは細かい違いや好みのデザインを比較しながら決める事をおすすめします!












アゲツヤのコテのメリットデメリットまとめ


自分自身が使用した感想や口コミを参考に、メリットとデメリットをまとめてみるとこんな感じです。
- 価格が4,000円とお手頃価格
- 価格は安いが、綺麗なカールをつくりやすい
- 温度上昇が早い
- グリップ部分が持ちやすい
- 価格から考えたコスパ満足度が非常に高め
- 海外でも使用できる
- 他のコテと比べると滑りが悪いと感じる事も
- ボタンが硬くて押しづらい
- プレートは表面加工なので劣化で剥げてくる可能性あり
- 口コミを見ると耐久性が高いとはいえない(悪い評価の多くがすぐ壊れたという声)
アゲツヤのコテのおすすめの購入方法は?


アゲツヤのコテはネット通販が一番安く購入できる事が多いです。
また価格はもともと安いですが、Amazonや楽天などのネット通販ではさらにセール価格で販売されている事も。
セラミックカールアイロン


まとめ アゲツヤのコテは価格からのコスパ満足度が高め


最後にまとめですが、アゲツヤのカールアイロンはコスパがかなり高く、価格以上の満足度がある商品でした。



価格は約4,000円ですが、この価格でここまでできるんか・・と思わされるコテであります。。
そのためコテを選ぶ上でなるべく「安さ重視」の方におすすめできるカールアイロンになります。
今回のレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。


美容師おすすめのカールアイロンはこちらから




また下記ではアゲツヤから出ている別のヘアアイロンをレビューしています。



