コテの滑りが悪い?ヘアアイロンの滑りをよくする方法を美容師が解説します
- コテの滑りはいい方がいいの?
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コテの滑りはいい方がおすすめ。なぜなら摩擦による髪への負担(ダメージ)が減るから。
コテやヘアアイロンには「滑りがいい」ものと「滑りがいまいち(悪い)」商品があり。
そして髪への負担を考えると滑りはいい方がおすすめ。
なぜなら滑りが悪いコテ(ヘアアイロン)を使用すると、摩擦による髪への負担 (ダメージ) が増えやすくなるからです。
滑りが悪いと、髪が引っかかったり、同じ箇所に熱が集中しダメージに繋がりやすくなります。
そこでヘアアイロンの「滑りが悪い…」とお悩みの方に、改善策を3つ美容師が解説します。
改善方法その1. 毛流れをブラシで整えてからスタイリングする
コテに限らずヘアアイロンで滑りが悪いと感じた時は、「毛流れ」をブラシで整えることが大切です。
毛流れをブラシで整えることで引っかかりが少なくなり、スタイリングしやすくなる!
なんでもそうですが、事前の「ベース」が大切です!
またブラシは基本的になんでもいいですが、個人的には髪への負担が少ないクッションブラシがおすすめ。
僕自身お客様の髪の毛を巻く時やヘアセットをする前は、クッションブラシで毛流れを整えてから始めるようにしています。
髪をブラッシングできるリファのハートブラシは、毛流れを整えるアイテムとしておすすめ◎
改善方法その2. 挟む力を「レバーで微調整」しながら巻くやり方を覚える
コテの滑りが悪いと感じる時は、「髪を挟む力」が強めに感じることが多いです。
そしてプレートの髪を挟む力が強いと、滑らすような感覚で巻く事が難しくなります。
そのような時は、挟む力を「レバーで微調整」しながら巻くやり方を覚えていきましょう。
やり方としては、レバー部分に少しづつ力を入れ、プレートに「わずかな隙間」をつくりながら巻いていく感じ。
力加減を微調整しながら隙間をつくることで、挟む力を弱め、かつ滑りが良くなります。
またこのやり方で巻いていくと、同じ箇所に熱をあてすぎる心配がないため、髪にも優しい(=負担が少ない)巻き方に。
この方法を覚えてしまえば、滑りが悪いコテを使っても簡単に巻けるようになるので、覚えておいて損はないはずです・・!
中には滑りがいいと逆に巻きづらいと感じる方もいます。そのような方は上記のやり方で巻いていくのがおすすめ!
改善方法その3. 「滑りのいいコテ」に買い替える
最後の改善方法としては、いっそのことコテを買い替えてしまう選択肢もあり。
滑りがいいコテに買い替えることで、引っかかりが少なくなるだけでなく、長期的に見たヘアケア目線でもおすすめです。
コテは定期的に使う方が多く、中には毎日使用している方も多いです。
滑りが悪いコテを使う事で、日々のダメージが髪に蓄積されてしまう可能性が高くなります。
長い目で見ると、なおさら (髪への負担が少ない) 滑りのいいコテを使用される事をおすすめします。
滑りのいいコテのおすすめは?
今までたくさんのコテを使用してきましたが、滑りがいいコテとして特に使いやすいと感じたモデルがこちら。
上記3つのモデルは滑りがとても良く、滑らかすぎる巻き心地が特徴のコテに。
また滑りがいいだけでなく仕上がりの艶感がアップし、そして柔らかい質感をつくりやすい!という嬉しいメリットも。
逆にデメリットとしてはどれも2万前後と価格が高めになること。
下記の記事では滑りが良く、髪が痛みにくいおすすめのコテをまとめていますので、こちらも参考にしてください。
【一括比較】滑りの違いをまとめてチェック!
そこでコテの滑りの違いを「一括比較表」にまとめてみましたので参考にしてください。
全て僕自身が使用したレビューをもとにまとめています。あくまで個人的見解にはなり、使い心地の感じ方には個人差があります。
気になる商品があれば「詳細を見る」からレビュー記事をチェックできます。
一括比較表
商品名 | マグネットヘアプロ ※ホリスティック | リファ | 絹女 | クレイツ エレメアカール | クレイツ イオンカールプロ | クレイツ エスペシャルカール | サロニア | ヘアビューロン7D | ヘアビューン4D | アイビル D2 | アイビル DH | Nobby by TESCOM | サロンムーン | アゲツヤ セラミックカール | ヴィダルサスーン ピンクシリーズ |
価格(税込) | ¥17,600 | ¥24,000 | ¥19,800 | ¥13,200 | → ¥5,500前後 | →¥7,000前後 | ¥3,500前後 | ¥71,500 | ¥49,500 | → ¥5,000前後 | → ¥4,500前後 | ¥8,788 | 約4,000円 | 約4,000円 | →¥2,500前後 |
仕上がりの艶感 | |||||||||||||||
滑りの良さ | |||||||||||||||
温度幅 | 120〜200℃ | 120〜180℃ | 100〜200℃ | 40〜220℃ | 120〜220℃ | 120-200℃ | 100〜210℃ | 40〜180℃ | 40〜180℃ | 80〜190℃ | 100〜190℃ | 60〜210℃ | 80〜220℃ | 140℃〜220℃ | 100〜180℃ |
調節 | 5段階 | 4段階 | 10段階 | 10段階 | 10段階 | 5段階 | 5℃づつ調節可 | 7段階 | 7段階 | 10段階 | 25段階 | 5℃づつ調節可 | 5℃づつ調節可 | 5段階 | 14段階 |
温度上昇の早さ | 早い | かなり早い | かなり早い | 早い | 早い | 早い | 早い | かなり早い | 遅い | かなり早い | 普通 | かなり早い | 早い | 早い | 早い |
重さ | 420g | 365g | 420g | 422g | 430g | 380g | 370g | 495g | 535g | 340g | 390g | 410g | 390g | 370g | 385g |
スイッチ | ボタン | ボタン | タッチパネル (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン&ダイヤル | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン&ダイヤル |
コード | 3M | 2.5M | 2.5M | 3M | 3M | 3M | 2M | 2M | 2M | 3M | 3M | 1.8M | 2M | 2.5M | 1.9M |
自動電源オフ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
誤作動防止 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
海外 | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
美容師の 一言メモ | 仕上がり、滑らかすぎる巻き心地が特に優秀。価格は高めだが、高級カールアイロンの中で比べるとコスパが最強レベル。 | 仕上がりの艶感や滑りの良さが特徴。また軽いので操作性も◎!ただバレルがやや短めなのと、温度幅が狭め。 | 仕上がりの艶感や滑りの良さが◎!また温度上昇が特に早く、タッチパネルデザインがおしゃれ。 | クレイツの最上位モデル。温度幅が非常に広く、低温スタイリングができるのもポイント。 | エレメアの前モデルで、価格が約半額で購入できるためコスパが最強。美容師愛用率も高め。 | クレイツと人気美容室のアフロートがコラボしたモデル。全体的に使いやすいが、イオンカールプロほど割引されていない。 | 約3,000円とは思えないほど機能満載。仕上がりや滑りの良さは多少劣るものの、価格を考えれば大満足レベル。 | 価格は恐ろしいが、バイオプログラミング最高レベルで仕上がりや傷みにくさも最高級クラス。 | 重たい、温度上昇が遅いというデメリットはあるが、仕上がりの良さや痛にくさが最高クラス。 | アイビルの最上位モデル。温度上昇が特に早く、半額程度で購入できるためコスパも◎! | 価格もお手頃で使い勝手も◯!ただダイヤル式で正確な温度が分かりにくいのがデメリット。 | 機能の豊富さ、使い心地や仕上がりも良く非常にバランスが◎!1万前後で探している方に特におすすめ。 | バレルが15センチと長めで、髪が抜けにくい設計に。また温度幅も広く、価格を考えるとコスパ満足度が高め。 | 約4,000円とは思えないほどコスパが優秀。仕上がりの艶感など劣る点もあるが、なるべく安いコテを探している方におすすめ。 | 一番の魅力は約2,000円という安さ!とりあえず巻ければいいという方向け。温度はダイヤル調節なので正確な温度が分かりにくい。 |
レビュー記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※重さは32ミリサイズを基準にしてます。
※あくまで僕自身が美容師として使用したレビューをもとにまとめているため、個人的見解になります事をご理解ください。(仕上がりの良さや滑りの感じ方には個人差があります)
※海外は電圧を参考に可不可とまとめていますが、電圧によっては対応できない地域もあります。その場合は変換プラグを購入する必要があります。
ご覧のように、滑りのいいコテほど価格は高くなりがちです。なぜなら滑りの良さだけでなく、仕上がりの艶感やヘアケア目線でも良くなる事が多いからですね。
ちなみに「なるべく安くて滑りのいいコテがほしい・・」という方にはクレイツのイオンカールプロ (約5,500円前後)、アイビルD2アイロン (約¥5,500前後)、Nobby by TESCOM あたりがおすすめ。
そして滑りのいいコテとして、美容師目線で特におすすめなモデルが先ほども紹介した下記の3種類。
上記の3つの中なら、正直どれを選んでも間違いはありません。ただコスパで見るとマグネットヘアプロが一番おすすめしやすいかな〜というのが僕の感想です。(高級アイロンの中で比較すると価格が安い方なので)
是非今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
各コテのレビュー記事はこちらから
絹女とリファの比較記事はこちらから
美容師おすすめのコテはこちらから