【超基本】編み込みのやり方を7つ美容師が伝授します

こんにちは*ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です*
こちらの記事ではヘアアレンジの基本ともいえる三つ編みから編み込みのやり方、さらに編み込みを応用した裏編み込み、片編み込み、ねじり編み込み、フィッシュボーンのやり方、計7種類をかんたんに解説していきます。
・ヘアアレンジの基本から学びたい方
・編み込みができない・・とお悩みの方
・どこから練習すればわからない方
こちらの記事を参考に進めていけば必ずできるようになります。
全ての技術は「三つ編み」が基本となっていますので、三つ編みさえ理解できれば少しやり方を変えるだけで必ず覚えられます。
逆に三つ編みがすでにできている方は、もう覚えているも同然なくらいできるようになりますよ!
大切なのは覚えるまでのプロセス。
いきなり応用を覚えようとしても壁にぶつかってしまう可能性が高いので、こちらの記事を参考に一つずつ動作を確認しながら進めていきましょう。
まずこちらの記事で解説していくのは下記の通りです。
難易度 | |
ロープ編み | |
三つ編み | |
編み込み | |
裏編み込み | |
片編み込み | |
ねじり編み込み | |
フィッシュボーン |
覚えるべき順番で解説していきますので、是非こちらの記事を参考に進めていきましょう。
すでに三つ編みを覚えている方は編み込みからスタートでも大丈夫です。
目次
ロープ編み 難易度 ★☆☆☆☆
ロープ編みまたは二つ編みとも言ったりもします。
こちらはただ髪の毛を二つに分けて交互に編んでいくだけです。
やり方

髪を2つに分け

交互に重ねていくだけ!
このようにロープのような編み目になるのでロープ編みと言われています。
下記の動画(約1分)も見てみましょう。
基本今日紹介するどのアレンジも、同じ作業の繰り返しになります。
今回のロープ編みでしたら、
髪の毛を二つに分けて、交互に重ねていく
この作業を繰り返し行うとロープ編みができます。
三つ編み 難易度 ★★☆☆☆
続いては三つ編みになります。
全てのアレンジの基本は三つ編みをベースにしていくものが多いので、しっかり行程を理解していきましょう。
先ほど紹介したロープ編みが「2つ」に分けたのに対して三つ編みは「3つ」に分けて編んでいきます。
まずは下記の図を見てください。

3つに分けます

右のCをBに重ねながら真ん中に移動します

左のAを真ん中に重ねながら真ん中へ移動します
実は三つ編みの行程は上記の繰り返しになります。
髪の毛を3つに分け、左右の毛束を交互に真ん中に重ねていく
難しく考えずに、左右の毛束を交互に重ねていくだけです。
やり方

3つに分け

右の毛束を上に重ねながら真ん中へ

左の毛束を上に重ねながら真ん中へ

右の毛束を上に重ねがら真ん中へ

右の毛束を上に重ねながら真ん中へ
右、左、右、左・・・と上に重ねていくだけですので、なんとなくでもわかってきたらリズムよく進めていくとパッとできたりします。
はじめはゆっくり右、左、右、左・・と確認しながら行い、慣れてきたら少しづつスピードをあげていきましょう。
下記の動画(約1分)もよろしければ参考にしてください。
三つ編みをマスターできたら、いよいよ一つの山場である編み込みへ進みましょう。
編み込み 難易度 ★★★☆☆
三つ編みできるけど編み込みができない・・なんて方はたくさんいらっしゃいます。
中には編み込みとなると難しそう・・とはじめからあきらめてしまっている方も多いんですね。
しかしそれはかなりもったいないです。なぜなら三つ編みができればほぼ編み込みも隣り合わせでできるようになるからです。
実際三つ編みはできるけど編み込みができない、という方に今までたくさん教えてきましたが、皆さんあっという間にできるようになります。
え、こんな簡単だったの・・と驚かれるくらい、三つ編みができれば編み込みのハードルはかなり低くなるんですね*
やり方
基本的な動作は三つ編みと同じです。
大事なのでもう一度基本の動きを確認しましょう。

3つに分けます

右のCをBに重ねながら真ん中に移動します

左のAを真ん中に重ねながら真ん中へ移動します
編み込みの行程も基本は上記の繰り返しです。
上記の作業にたったひとつの作業である「すくいながら」を加えていくと編み込みができます。

髪を3つに分け

右の毛束を上に重ねながら真ん中へ

左の毛束を上に重ねがら真ん中へ(ここまでは三つ編みと同じ)

右の毛束を真ん中にもっていく際、落ちてる髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

左の毛束を真ん中にもっていく際、落ちてる髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

右の毛束を真ん中にもっていく際、落ちてる髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

左の毛束を真ん中にもっていく際、落ちてる髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ
三つ編みで行なっていた
髪の毛を3つに分け、左右の毛束を交互に真ん中に重ねていく
の行程の真ん中に重ねていくさいに、「落ちてる髪の毛を少しすくい一緒に重ねていく」作業をプラスすると編み込みができます。
落ちてる髪の毛はちょうど真下あたりの髪の毛を一緒にすくっていきます。
すくいながら一緒に重ねていく
この作業をプラス三つ編みの行程に加えてやってみましょう。
行程を頭で理解できたら下記の動画を見てみてください。(約2分)
編み込みができない人で一番多い原因
「すくいながら一緒に編んでいく」という言葉だけだと単純そうですが、意外とやってみるとはじめはこんがらがる方も多いはず。
側で見ていて一番多い例としては「すくった髪の毛がごちゃごちゃになってわからなくなった」というのがほぼできない原因です。
こちらも三つ編みと同様、右、左、右、左、とはじめはゆっくり確認しながら行い、すくった毛束がぐちゃぐちゃにならないよう、一緒に重ねる毛束もさらに確認しながら進めていきましょう。
三つ編み、編み込みができれば基本はバッチリですので、どんどん応用もできるようになります。
難しく考えずに
すくいながら一緒に編んでいく
この行程を頭に入れながら動画を見ると、必ず理解できるはず。
編み込みを理解できたら、ここからは応用編になります。(編み込みさえできれば全てできるようになるのでご安心を!)
関連記事:編み込みできない人必見!読めば3分で分かる超かんたんレシピ♩
裏編み込み 難易度 ★★★★☆
ここからは編み込みを応用させた「裏」編み込みになります。
裏?なにそれ?と思う方も多いかもしれません。
しかし、編み込みを覚えることができたら、是非一番覚えてもらいたいのがこちらの裏編み込みなんです。
そもそも裏編み込みとは?
一言でなにが違うかというと、「デザイン」がかなり変わってきます。

左が裏編み込みで、右が普通の編み込み
こちらの写真を見ると一目瞭然。
裏編み込みの方が編み目が浮き上がっている(立体的)に見えませんか?
編み込みの方が編み目がなじみやすいのに対して、裏編み込みは編み目がはっきり表面に出てくるため、よりアレンジした感を出すことができます。
普段美容室のセットで編み込みを行う際も、基本はこちらの裏編み込みでアレンジしていく事が個人的にも多いです。
編み込みの「上」を「下」に変えるだけ!
裏編み込みと言われただけで、難しく感じてしまっている方も多いと思います。
実際編み込みはできるけど、裏編み込みはできない・・なんて話もよくお聞きします。
しかし、それではかなりもったいない・・
なぜなら編み込みの手順で行なっていた、「上」に重ねる作業を「下」に変えていけば裏編み込みができるからです!
三つ編みと編み込みの基本作業だった下記の行程を思い出してみてください。
髪の毛を3つに分け、左右の毛束を交互に真ん中に重ねていく
この重ねていくさい、「上に上に」重ねていきましたが、裏編み込みでは「下に下に」交互に重ねていきます。

髪の毛を3つに分け

右Cの毛束を下から重ねるように真ん中へ

左Aの毛束を下から重ねるように真ん中へ
ご覧の通り、ただ上に重ねていたのを下に重ねていくだけになります。(人によっては、三つ編みを下に重ねながら覚えている方もいるかも)
ですので裏編み込みに置き換えると、
左右の毛束を交互に下から重ねるさい、落ちている髪の毛を少しすくいながら編んでいく
と、裏編み込みができるようになります。
編み込みで上に重ねていた作業を全て下に変えるだけ!(でも意外にやってみるとこんがらがるんですよね・・)
やり方

髪の毛を3つに分け

右の毛束を「下」に重ねながら真ん中へ

左の毛束を「下」に重ねながら真ん中へ

右の毛束を下から真ん中へ持っていくさい、後ろにある髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

左の毛束を下から真ん中へ持っていくさい、後ろにある髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

右の毛束を下から真ん中へ持っていくさい、後ろにある髪の毛を少しすくいながら一緒に真ん中へ

すくう毛束がなくなったら毛先は三つ編みでまとめます
行程が理解できたら動画でも確認してみましょう。(約2分)
裏編み込みができるようになると、下記のような編み込みをお顔まわりに入れることもできるようになります。
裏編み込みができない主な原因
裏編み込みができない原因も、編み込みができない原因とほぼ同じ事が多いです。
「下に下に」重ねていくさいに、すくった毛束ともともとある毛束がごちゃごちゃに混ざってしまう、これが一番よくある原因です。
意外に「上」に重ねていたものを「下」に変えるだけですが、やってみるとこんがらがってしまうもんです。
こちらも右、左、右、左、と交互に下に重ねていくさい、一緒にすくった毛束を混ぜるさい他の毛束と混ぜないよう注意していきましょう。
焦らずゆっくり一つ一つの動作を確認し、徐々にスピードアップを図りながら進めていけば必ずできるようになりますので、動画を確認しながら覚えていきましょう。
関連記事:【裏編み込み】って何?やり方を図解と動画でかんたんに解説♩
片編み込み 難易度 ★★★☆☆
片編み込みって何?ってかたは下の写真をご覧ください。

左が普通の編み込みで、右が片編み込み
右が片編み込みになるのですが、編み目の左側が少し浮いているように見えませんか?
名前の通り片方だけ編み込みしたのが片編み込みになり、写真では右側だけ編み込みしたスタイルになっています。

片編み込みの例
片編み込みとは編み込みを応用させたアレンジなのですが、編み込みより簡単だったりします。
それもそのはず。
編み込みでは
左右の毛束を交互に重ねるさい、後ろにある髪の毛を少しすくいながら一緒に編んでいく
という行程でしたが、このすくいながら編んでいく作業を左右どちらか「片方だけ」行なったのが片編み込みになります。
ですので編み込みの作業より片方の行程が減るので、編み込みさえできればすぐできるようになってしまいます。(人によっては片編み込みの方が簡単なので、こちらをメインに行なっている方も)
やり方

髪の毛を3つに分け

左右交互に毛束を上に重ねるよう真ん中へ

左の毛束を上に重ねるよう真ん中へ

右の毛束を上に重ねるさい、下の毛をすくいながら一緒に真ん中へ

左側の毛束は「後ろの髪をすくわず」、真ん中へ

右側の毛束を、後ろの髪も一緒にすくいながら真ん中へ

右側だけすくいながら一緒に編み、毛先は三つ編みでまとめます
行程が理解できましたら動画も一緒にご覧ください(約2分)
関連記事:【片編み込み】って何?やり方と違いをかんたんに解説♩
片編み込みはバリエーションが多い
片編み込みは編み込みのすくいながら一緒に編んでいく行程を左右どちらか行なったものでした。
ですので、左右どちらかを編んでいくかでまたデザインが変わってくるんですね。
上記の片編み込みでは「右側」を編んでいく片編み込みでしたが、逆に「左側」のみ編んでいく片編み込みもあります。
また編み込みには「裏編み込み」といって、上に重ねていたのを「下」に重ねながら編んでいく応用も先ほど解説しました。
それがどういう事かというと・・
左右どちらかに加え、表か裏かでさらにまたデザインが変わってきます。
・右側だけ編み込み入れた片編み込み(上記手順)
・左側だけ編み込み入れた片編み込み
・右側だけ編み込み入れた片編み込み(裏編み込みVer)
・左側だけ編み込み入れた片編み込み(裏編み込みVer)
と4つのバリエーションを片編み込みではつくる事ができます。
編み込みと裏編み込みの手順さえマスターしていれば、上記4つの片編み込みはすぐできるようになります。
例えばこちらのスタイル。
こちらは左側だけ編み込んだ片編み込みスタイル。
お顔まわりに浮いた編み目が出るようなデザインになるので、前髪アレンジに大活躍します。(輪郭をカバーできるので小顔効果も期待できます)
詳しくは下記の記事でも解説しています。
関連記事:前髪を可愛く小顔アレンジ♡片編み込みでつくるかんたんレシピ♩
ねじり編み込み 難易度 ★★☆☆☆
こちらは一気に難易度が低くなります。
しかし以外にこちらのアレンジを知らない方がかなり多いんです。
難易度も低く、忙しい朝でもできる時短アレンジとして大活躍しますので、是非この機会に覚えてしまいましょう。
まず仕上がりがこんなイメージです。
お顔まわりや前髪に入れている方が多いですが、応用すれば後ろの髪の毛をアップにまとめたいときにも重宝するアレンジ。
こちらのねじり編み込みですが、ベースとなるアレンジは一番はじめに紹介した「ロープ編み」になります。
ロープ編みとは髪の毛を2つに分け、交互に重ねていくだけの簡単アレンジでした。
その2つを交互に重ねる(ねじる)作業に、「片方だけ下の毛をすくいながら編んでいく」作業をプラスしたのがねじり編み込みになります。
やり方

髪を2つに分け

左右交互に重ねていくさい

お顔周り側の毛束だけ、後ろの髪の毛を少しすくいながら交差していきます

すくう毛束がなくなったらねじりながら毛束をまとめていきます
下記の動画もよろしければ参考にしてください(約1分)
難しく考えずに、お顔まわりの方だけ髪をすくいながら一緒に編んで(ねじって)いくとあっという間に完成します。
髪の毛が短いショートやボブの方で、編み込みするのが難しい・・なんて方には是非チャレンジしてもらいたい時短アレンジです。
関連記事:編み込みできない人でも簡単にできちゃう時短アレンジ♩ショートからロングヘアーでも♩
フィッシュボーン 難易度★★★☆☆
フィッシュボーンというアレンジは御存知でしょうか?
「魚の骨」のような編み目からフィッシュボーンという名前がつけられました。
デザインでいうとこんな感じです。
なんだかデザインを見る限りですとかなり難しそうですよね。。
しかし、こちらのフィッシュボーンのやり方はいたってシンプルで、かなり簡単な作業の繰り返しでつくれるんです。
基本的には2つの毛束ですすめていくので、編み込みよりも実は簡単なんです!
こちらのフィッシュボーンも知っているけど難しそうだからあきらめている・・なんて方がかなり多く、それはかなりもったいないです!
パッと目をひくデザインで周りからの注目度も間違いなしのアレンジですので、この機会に覚えてしまいましょう。
やり方
まずは下記の図解でざっくり流れを解説します。

2つに分け

右Bの毛束の「端」から少し毛束をとり

上に重ねるように真ん中へ

左Aの「端」から少し毛束をとり、上に重ねるよう真ん中へ

右Bの「端」から少し毛束をとり、上に重ねるように真ん中へ

左Aの「端」から少し毛束をとり、上に重ねるように真ん中へ
基本的な流れは
髪の毛を2つに分け、左右の「端」から少し髪をとりわけ、交互に重ねていくだけ
これだけです。
実際に写真を見ながら解説していきます。

髪を左右2つに分け

右の「端」から少し毛束をとり、真ん中へ

左の「端」から少し毛束をとり、真ん中へ

右の「端」から少し毛束をとり、真ん中へ

ひたすらこの繰り返しです

左右から重ねる毛束を「細かくすればするほど」編み目も細かくなります

編み目をほぐすように広げてあげるとさらに可愛い!
動画でも公開していますので、是非参考にしてください。(約3分)
編み目は細かくとるのがおすすめ!
フィッシュボーンは見てもらうとわかるのですが、かなり単純作業の繰り返しです。
ひたすら左右から毛束をとり交互に重ねていくだけですが、重ねる毛束はめんどくさがって多くとりすぎないようにしましょう。
時間は多少かかりますが細かく左右からとっていった方が、フィッシュボーンらしくなります。
こちらの画像を比べて見ると一目瞭然。
左側がざっくりとりわけたのですが、なんだかフィッシュボーンらしくないですよね?(これはこれで可愛いですが)
多少根気は入りますが、細かくとればとるほど密な編み目にする事ができますので、頭に入れておきましょう。
関連記事:フィッシュボーンできない人必見!やり方(編み方)を超かんたんに解説!
最後に
今日はヘアアレンジをする上で覚えておきたい「編み込み」やそれらを応用したやり方を解説させて頂きました。
どの行程にも必ず言える事があり、「全て単純な同じ作業の繰り返し」なんですね。
その一連の動作と理論さえ頭で理解できれば、必ず編み込みやその応用アレンジはできるようになります。
そのためにも一番はじめに重要なのはその「一連の流れを頭で理解する」事。
流れが理解できていないと必ずどこかでつまづきます。逆に流れさえ理解できれば、手先が器用ではなくても必ずやればできます。
こちらの記事を読んでくださった方が、できるようになった!と自信と喜びを感じていただければ嬉しく思います*