ヘアーチルドレン公式ライター・美容師の大脇です。
2019年10月に発売され大ヒット商品であるReFa(リファ)ストレートアイロン。

美顔ローラーやシャワーヘッド、ヘッドマッサージャーなど数々の美容機器が発売していますが、ここ最近はコテやミニアイロン、ドライヤーといったヘアケア商品にも力を入れています。

実際に僕自身もリファのストレートアイロンを購入し、約2年以上が経過しました。
そこでこちらの記事では
- 美容師として2年間リファのストレートアイロンを使用してみた感想
- 知っておきたいメリット・デメリット
- おすすめできる人と、おすすめできない人
- 他の人気ストレートアイロンとの違い
を解説していきます。

まず結論から書くと、リファのアイロンは「迷わず買い」なくらい美容師目線でもおすすめです!ただ中にはあまりおすすめできない方もいますので、是非参考にしてください。
RaFa リファビューテックストレートアイロンの基本情報


名称 | ReFa BEAUTECH STRAIGHT IRON リファ ビューテック ストレートアイロン |
価格 | ¥19,800(税込) |
温度 | 140,160,180,200,220℃ 5段階調節 |
重さ | 295g (コード込) |
コードの長さ | 2.5M |
主な機能 | ・カーボンレイヤープレート(水・熱・圧を抑える) ・設定温度記憶機能 ・温度ロック機能 ・自動電源オフ機能 |
他の商品 | ・リファ ファインバブルS (シャワーヘッド) ・リファ ビューテックカールアイロン ・リファ ビューテックドライヤー ・リファ フィンガーアイロン |
【レビュー】美容師がリファのストレートアイロンを使ってみた感じたおすすめポイント


まずリファ ストレートアイロンの温度は140〜220度で5段階調節が可能です。
アイロンの熱は高温の方が癖は伸びやすいですが、それに伴いダメージも与えやすくなってしまいます。
そこで今回は160度に設定して使用していきます。


電源をONにすると特に音はありません。
180度までの立ち上がり時間は45秒と温度上昇が非常に早いです。
設定温度まで数分待つアイロンも多いので、温度の立ち上がりが早いのはポイント高いです。
そして実際にアイロンワークを。


美容師として今まで何十種類ものストレートアイロンを使用してきましたが、リファのアイロンを使用してみて感じた事は下記の通り。
- アイロンが軽くて操作しやすい
- プレス時の圧力がかなり少なめに感じる
- アイロンを通した箇所(根元から毛先まで)の艶が、実際にキラキラしているように見えるほど出やすい
- 触ってみると毛先にしっとり感があり、質感が非常に柔らかい
- ヘッドが丸いので毛先の動きをつくりやすい(外はね、内巻きも自由自在)
- とはいえ強い癖を伸ばすのは不向きかも
アイロンが軽くて操作しやすい


リファのストレートアイロンは非常に軽いです。
重さはコード込みで295gという驚きの軽さ。
大きさで言うと人気ストレートアイロンのADSTと似たような大きさですが、リファのアイロンを触ってみて一番初めに思ったのが「軽い」という事。
またコンパクトな設計なため、前髪や細かい箇所へのスタイリングがしやすいのも特徴です。


プレスする時の圧力がかなり少なめに感じる


そしてアイロンを髪の毛にプレスする時の圧力が非常に少なめです。
癖を伸ばす際しっかりプレスしている方も多いかと思いますが、リファのアイロンはプレス圧が少なめでも綺麗な仕上がりをつくりだす事ができます。
はじめはプレス圧が弱く違和感があるかもしれません。
ただ髪の毛のダメージを考えると、プレス圧が強いほど髪の毛にかかる負担も大きくなります。
アイロンを通した箇所の艶が、実際にキラキラしているように見えるほど出やすい
これは実際に使用してみて驚きでした。


髪の毛を濡らしてるわけではないのに、アイロンを通した根元の箇所がなんだかしっとりした仕上がりになっていくのが分かるんですよね。
光にあたるとキラキラしているようにも見え、艶感がかなり期待できるストレートアイロンになりそうです。
触ってみると毛先にしっとり感があり、質感が非常に柔らかい
どのストレートアイロンも使い方を間違えなければ癖を綺麗にのばす事はできます。
それは市販の安いアイロンでも同様で、逆に高いアイロンを使っても「使い方」がよくなければ癖を綺麗に伸ばす事はできません。
ただ今どきのアイロンでは、癖を綺麗に伸ばす事はもはや当たり前で、全体の艶感やまとまり感をどれくらい出せるかがポイントとなってきます。
癖をいくら綺麗に伸ばせても、仕上がりがパサパサした感じではダメという事ですね。
その点最近の数万レベルのストレートアイロンですと、見た目以上に触った時の「質感レベル」に違いが出てくる事が多いです。
ではリファのストレートアイロンは実際にどうなのか確かめてみたいと思います。
そこで下記のモデルさんの髪の毛で検証していきます。


今回は髪の毛を左右半分に分け、
- 左半分を市販でも購入できる7000円くらいのストレートアイロン(ワンダム )
- 右半分をリファのストレートアイロン
でアイロンワークを行ってみました。
実際に左右半分に分けて検証してみた結果がこちら。


左が7000円くらいのごく一般的なストレートアイロン(ワンダム )
右がリファのストレートアイロンでアイロンワークをした仕上がりです。
写真を見てみると実際そこまで見た目では違いが分かりにくいかもしれません。


ただ「毛先」を見ると、右のリファのストレートアイロンを通した髪がしっとり感やまとまり感がある事が分かるかと思います。



普通のストレートアイロンでも美容師がやれば綺麗に伸ばす事はできますが、毛先のしっとり感などはアイロンの性能の差が出やすいという事が分かりますね!
また実際に触ってみると、左右の違いが一目瞭然でした。
これはモデルの女性の方も即答でしたが、右のリファのストレートアイロンの方が柔らかくてしっとりしているというもの。
左の一般的なストレートアイロンを通した方はパサっとして、なんだか硬いイメージとの事です。
触ってみた質感の違いを写真で伝えにくいのが残念ですが、リファのストレートアイロンの仕上がりは柔らかくしっとりした質感をつくる事ができます。


ヘッドが丸いので毛先の動きをつくりやすい(外はね、内巻きも自由自在)


ヘッドの部分が丸く型どられているので、毛先のカールも簡単につくる事ができます。
仕上げに毛先を内巻きや外はねにしたい時には・・



ヘッドが丸いので毛先のアレンジが自由自在につくれます!
今回はモデルの方がミディアムボブでしたので人気の外はねにアレンジしてみました。


はねさせたい時は外側に「半回転」ほどまわし丸みをつける感じです。


実際にリファのストレートアイロンで外はねにしてみた仕上がりがこちら。


柔らかいカールをつくりやすいので自然な外はねになりましたね!
なんといってもカーボンレイヤープレートがすごい【水分を蒸発させない驚きの設計に】


リファのストレートアイロンのプレートにはカーボンレイヤープレートという独自の技術が加工されています。
そのカーボンレイヤープレートが驚きの質感をつくりだしているという事ですね。
ではカーボンレイヤープレートとはなんなのか。
公式サイトを見ると
水・熱・圧のダメージを抑えながら髪を美しく整えるレア髪ストレート
ReFaより
をカーボンレイヤープレートが生み出せると解説されています。
カーボンレイヤープレートは高密度炭素とヒーターと低反発コートという3重構造になっています。


一般的なストレートアイロンはヒーターのみですが、熱をはさむ前に高密度炭素と低反発コートがクッションとなり、髪の毛のキューティクルを傷つけないつくりになっています。
またそのクッション効果があるおかげで、濡れた髪の毛に使用しても傷みにくいという驚きの効果もあります。
一般的なストレートアイロンですと、濡れた髪の毛にアイロンの熱を通すと水蒸気爆発という現象がおき、髪の毛をとても痛める原因となります。
その点リファのストレートアイロンでは、濡れた髪の毛にアイロンを通しても水蒸気爆発が起こりにくく、3重構造(クッション)のおかげで熱の伝わり方をマイルドにする事ができます。
詳しくは下記の動画を見て頂いてもイメージがしやすいかと思います。


知っておきたい注意点 1→ 「強い癖」は伸びにくい


ここまでは自分自身が感じてよかった事を書かせて頂きましたが、個人的に感じたデメリットがこちら。



強い癖をしっかり伸ばしたい方には不向きかも・・
リファのストレートアイロンは、クッションを挟んだ設計で、少ないプレスでも艶感ある仕上がりをつくれます。
しかしその分「強い癖をしっかり伸ばす」ためのパワーが少なめで、しっかり癖を伸ばしたい・・なんて方には物足りないかもしれません。
そのため
- 癖が強くしっかり伸ばしたい方
- ロングヘアー全体をしっかりスタイリングしたい方
- 髪の量が多い方
は、思っていたより癖が伸びない・・なんて感じてしまう可能性もあるかと思います。
癖が強い方や、艶も大事だけどしっかりストレートにしたい!という方はリファと同価格帯の絹女が特におすすめです!
知っておきたい注意点2 → 修理代が高いので注意!


またリファのストレートアイロンは修理代が高いので注意が必要です。
基本は1年保証なので、購入して1年以内なら無償で修理ができます!
そして保証後の修理に関しては有料になりますが、リファストレートアイロンの修理代は¥7,000〜¥14,000となっています。(商品の状態で変わってきます)



リファストレートアイロンの価格が¥19,800(税込)と考えると、修理代はめちゃくちゃ高いですね^^;
また中古品や非正規ルートでの購入には保証外となる可能性が高いため、確実に1年保証が適用されるMTG公式ストアで購入するようにしましょう。


リファビューテックシリーズの修理代に関しては下記の記事でも詳しくまとめています。


【一括比較】リファと他の人気ストレートアイロンの違いを表にまとめてみると・・
他の口コミのいい人気ストレートアイロンとリファを「比較表」にまとめてみました!



気になるアイロンがあれば、「詳細を見る」からレビュー記事をチェックできます!
スクロールできます
商品名 | ![]() ![]() リファ | ![]() ![]() 絹女 | ![]() ![]() 絹女 W | ![]() ![]() | ![]() ![]() ホリスティック ※マグネットヘアプロ | ![]() ![]() ヘアビューロン4D | ![]() ![]() ヘアビューロン7D | ![]() ![]() サロニア | ![]() ![]() サロンムーン | ![]() ![]() ダイソン | ![]() ![]() ADST | ![]() ![]() エヴァロン |
価格(税込) | ¥19,800 | ¥19,800 | ¥13,200 | ¥22,000 | ¥13,200 | ¥49,500 | ¥71,500 | ¥3,278 | ¥3,599 | ¥53,900 | ¥38,500 | ¥43,780 |
仕上がりの艶感 | ||||||||||||
癖を伸ばす力 | ||||||||||||
滑り | ||||||||||||
温度幅 | 140〜220℃ | 130〜220℃ | 140〜220℃ | 130〜220℃ | 120〜200℃ | 40〜180℃ | 40〜180℃ | 120℃〜230℃ | 80℃〜230℃ | 165〜210℃ | 60〜180℃ | 80〜220℃ |
調節幅 | 5段階 | 10段階 | 5段階 | 10段階 | 5段階 | 7段階 | 7段階 | ダイヤル調節 | 5℃ごと調節可 | 3段階 | 5℃ごと調節可 | 1℃ごと調節可 |
温度上昇の早さ | 早い | かなり早い | 早い | かなり早い | まぁまぁ早い | 遅い | 遅い | 早い | 早い | かなり早い | 早い | 早い |
重さ | 295g | 390g | 346g | 390g | 280g | 422g | 448g | 345g | 350g | 561g | 295g | 415g |
コード | 2.5M | 2.5M | 2M | 3.5M | 2M | 2M | 2M | 1.5M | 2M | コードレス | 2.6M | 2.7M |
スイッチ | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン (タッチパネル) | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン | ボタン | ダイヤル | ボタン (デジタル表示) | ボタン | ボタン (デジタル表示) | ボタン (デジタル表示) |
自動電源オフ | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
誤作動防止 | あり | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし | あり | なし | なし |
海外 | ○ | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ |
美容師の 一言メモ | 仕上がりも良くて軽くて操作性も◎!ただ癖が強い方やロングヘアーには不向きかも。 | 仕上がりや癖を伸ばす力が非常に優秀。価格に対するコスパが半端なく、迷ったら買いレベル。 | 左の絹女を少しコンパクト&海外対応のモデルに。1万前後のアイロンを探している方に特におすすめ。 | プロが使用する縮毛矯正用に開発されたので、癖を伸ばす力が最強。またラディアントを一般向けに開発されたのが絹女。 | 仕上がりや小回り度が◎! ただ小さいので癖が強い方やロングには不向き。 | 価格はかなり高いが、仕上がりの艶感や柔らかさは最高レベル。 | ヘアビューロンの中で一番の仕上がりレベル。 ただ価格が恐ろしく高い。。 | 3000円とは思えないほどコスパ最強。 シンプルなデザインもおしゃれ。 | 3000円前後のアイロンでは1.2を争うくらいコスパが半端ない。 | 高い、重い、大きいの3大デメリットはあるが、癖を伸ばす力はずば抜けて最強。 | 美容師愛用率が非常に高く、癖を伸ばす力に長けている。プロ仕様なので耐久性も◎ | 間接熱を利用したアイロンなので火傷の心配が格段に少ない。 仕上がりの艶感も◎ |
レビュー記事 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※あくまで僕自身が美容師として使用したレビューをもとにまとめているため、個人的見解になります事をご理解ください。
※海外は電圧を参考に可不可とまとめていますが、電圧によっては対応できない地域もあります。その場合は変換プラグを購入する必要があります。
比較表を見ても分かるように、リファは他のストレートアイロンと比べても滑りが非常に良く、艶感などの仕上がり目線も非常に優秀である事がわかります。
ただロングヘアーの方や癖が強い方は、「癖を伸ばす力」はそこまで高くない事を覚えておきたいところです。
美容師おすすめのストレートアイロンはこちらから


リファ ストレートアイロンのメリット・デメリットをまとめてみると・・


自分自身が使用している感想や口コミを参考に、メリットデメリットをまとめてみるとこんな感じです。
メリット
- レア髪というコンセプトの通り、仕上がりの艶感や柔らかい質感が素晴らしい
- 水分を蒸発させにくい設計なので、保湿力に優れた仕上がりになる
- 本体が非常に軽く、大きさもコンパクトなため操作しやすい
- 大きさがコンパクトなため、前髪や細かい箇所のアレンジがしやすい
- 温度ロック機能が搭載されている
- 温度上昇が早い
- 本体のプレートをロックした状態で保管できる
- ヘッドが丸いため、毛先のカールもつくりやすい
- 海外でも使用できる
デメリット
- 価格が¥19,800と高い
- 強い癖を伸ばすのには不向き(伸ばせるが時間がかかる)
- 本体がコンパクトなため、たくさんの量を一気にアイロンするのは不向き
- 修理代が高い (壊れやすいという声も一定数あり、1年保証があるMTG公式ストアからの購入をおすすめします)


リファ ストレートアイロンをおすすめできる人とおすすめできない人
またリファ ストレートアイロンをおすすめできる人と、おすすめできない人をまとめてみましたので参考にしてください。
- ヘアケア目線で優れているアイロンを探している方
- 仕上がりに艶感や柔らかい質感を求めている方
- 軽くて扱いやすいアイロンが欲しい方
- 前髪や細かい箇所に手が届きやすいアイロンを探している方
- ストレートだけでなく、毛先にカールをつくりたい方
- 美容師がおすすめするアイロンを使いたい方
- 強い癖をしっかり伸ばしたい方
- ロングヘアーの方で全体をしっかりアイロンしたい方
- 髪の量が多く、全体をしっかりアイロンしたい方
結論。リファのストレートアイロンは美容師目線でもおすすめ!でも癖が強い方にはおすすめしにくいかも。


実際に使用してみて、使いやすさや仕上がりともに満足です。
また価格が2万弱で購入できるという事もポイントが高めです。
ヘアビューロンは5万〜7万を超える事を考えると、リファは2万弱で購入できるとなるとなんだかお得に感じてしまうほど。(周りが高くて感覚が麻痺してるだけなのかもしれないが)



2万弱のアイロンで、使いやすさ、仕上がりともにすばらしいので、「コスパ面」で考えてみても非常におすすめのストレートアイロンです!
ただデメリットでも解説した通り、癖が強すぎる方には物足りない・・と感じてしまうアイロンかもしれません。
仕上がりやヘアケア目線ではかなりおすすめですが、人によっては「癖を伸ばす力」を重要視する方も多く、全ての方におすすめするのは難しい・・というのも正直な感想です。(どのアイロンもおすすめできる人とできない人がいますが)
是非今回の記事が参考になれば嬉しいです。


下記の記事では美容師おすすめのストレートアイロンをまとめていますので、こちらもよければ参考にしてください。


またリファのその他の商品は下記にてレビューしています。







